湯河原の町を流れる千歳川。その川の流れを眺めながら時間を過ごすことが出来るその建物は、大きな軒が出ています。その軒下にある壺温泉やアウトドアソファで、寛ぎながら川の流れる音を聞くことが出来る建物です。
軒下の縁側とひと続きのリビングや温泉から見える風景は湯河原の町の豊かな緑と川だけです。
それは雑多に点在するものがある風景の中から、素敵な景色だけを抜き出す演出を大きな軒下が一役買ってくれているからです。
「軒」というどこにでもある要素を丁寧に設計することで、そこにあるなにかを景色にとして建物に取り入れることを試みた建物です。
DATA
- 敷 地:
- 神奈川県湯河原町
- 構造階数:
- 木造平家
- 敷地面積:
- 484.12㎡
- 延床面積:
- 178.44㎡
- 建築面積:
- 226.03㎡
- 設計監理:
- KUM建築設計事務所
- 構造設計:
- 森永信行/mono
- プロデュース:
- アーキビルダーズ
- 施工会社:
- 大同工業株式会社